広島レモンを丸ごと味わう
素材の個性が響きあう
クラフトレモネード、6つの風味
広島レモンを丸ごと味わう
素材の個性が響きあう
クラフトレモネード、6つの風味
廿日市市/広島
2025.07.23
広島県廿日市市宮島口に拠点を置く株式会社パソン。同社が展開する「瀬戸内クラフトレモネード」は、「広島のレモンを丸ごと味わう」をコンセプトに、大崎上島の契約農家から直送されたレモンを皮ごと砂糖に漬け込んでつくられた「食べるレモネード」です。
大崎上島産レモンの美味しさを最大限に生かすため、レモンそのものには加熱せず、浸透圧によってじっくり1週間かけて熟成させています。熟成期間中は毎日手作業で丁寧にかき混ぜながら仕上げていきます(殺菌を目的とした加熱は実施)。また、砂糖は徳島の阿波和三盆糖を含む5種をブレンドし、レモンの風味を引き立てつつ、ジューシーで奥行きのある味わいを実現しています。
瀬戸内クラフトレモネードには、レモネードのみで仕上げたスタンダードタイプのほか、広島産の果物や希少な梅、桜の花びらを合わせたタイプなど、個性豊かな6種類がラインナップされています。それぞれの魅力を、代表取締役社長・谷 諭(さとし)さんの声とともにご紹介します。
6~11月の期間限定オープンする店舗では、廣島クラフトレモネードを使ったドリンクをテイクアウトできる
「まずはこれから試してほしい」と谷さんが胸を張るのが、「廣島クラフトレモネード」。ほかの5種類のベースにもなっている、スタンダードなタイプだ。
水やお湯、炭酸水、お茶で割るのはもちろん、シンプルな味わいなので、アイスクリームやパンケーキにかけたり、クリームチーズに練り込んだりと、スイーツや料理にも合わせやすい。広島産レモン本来の風味を感じられ、アレンジも楽しい1本だ。
廣島クラフトレモネード
呉市川尻産のブルーベリーを使用した「廣島ブルーベリーレモネード」。ブルーベリーの酸味とわずかな渋味が、レモンと絶妙にマッチした1本だ。谷さんは、赤ワインに加えてカクテル風に楽しむのが好みだという。
また、広島駅ekie内のしま商店で販売されている商品には、西日本で初めてブルーベリーの栽培に成功した土地とされる大崎上島産のブルーベリーを使用している。こちらは、より酸味と渋味が際立つ味わいが特徴。川尻産と飲み比べて、違いを楽しむのもおすすめだ。
廣島ブルーベリーレモネード
スタンダードタイプに次いで人気なのが、「廣島蜜柑レモネード」。谷さんによると、「同じ柑橘類に分類される蜜柑を合わせているので、味がイメージしやすく手に取りやすい」とのこと。
蜜柑は、大崎上島産の「いしじみかん」を使用。酸味が少なく甘味が強いのが特徴で、皮ごと使用しているのでザクザクとした食感も楽しめる。
廣島蜜柑レモネード
和歌山県の希少梅「露茜(つゆあかね)」を使用した、「露茜梅レモネード」。露茜は紀州梅とすももをかけ合わせた品種で、無加工でもルビーのような赤色をしている。「日本らしさを感じられる梅のレモネードをと考え、味・色・名前に特徴のある露茜を選びました」と谷さん。
あとを引く梅の香りとベリーを思わせるニュアンスが重なった、個性ある1本だ。
露茜梅レモネード
スタンダードタイプのレモネードに国産八重桜の花びらを漬け込んだ、「八重桜レモネード」。桜の上品な香りが、華やかな和の雰囲気を演出する。谷さんは、日本酒や焼酎に加えるのがおすすめだという。花びらがふわりと開くこともあり、見た目でも楽しませてくれる。
お祝いごとやお花見の席でも需要が高い1本。ギフトにも喜ばれるだろう。
八重桜レモネード
愛媛県宇和島市産の甘夏を使用した、「廣島甘夏レモネード」。甘夏は、谷さんのデザイン学校時代の同級生が営む柑橘農家「庭の幸」が手がけたものだ。
甘夏特有の苦味が効いた複雑な味わいが特徴の1本。谷さんは「ちょっと大人のレモネード」と表現している。ほろ苦い余韻が、大人のくつろぎ時間にそっと寄り添ってくれそうだ。
6種の多彩な瀬戸内クラフトレモネードは、公式オンラインショップでも販売している。お取り寄せして、瀬戸内の恵みを身近に感じてみてはいかがだろうか。
廣島甘夏レモネード
その他の物語
人、まち、社会の
つながりを進化させ、
心を動かす。
未来を動かす。