好みの味がきっと見つかる!
老舗マイクロブルワリーが手掛ける
個性あふれる4種の「チョンマゲビール」
好みの味がきっと見つかる!
老舗マイクロブルワリーが手掛ける
個性あふれる4種の「チョンマゲビール」
萩市/山口
2025.06.25
山口県萩市に醸造所を構える山口萩ビール株式会社は、日本のクラフトビール黎明期に創業した老舗のマイクロブルワリー(小規模ビール醸造所)です。代表的なクラフトビールは「チョンマゲビール」。インパクトのある名前は、萩市が吉田松陰や高杉晋作、伊藤博文など、明治維新の志士を数多く輩出した城下町であることにちなんで名付けられました。「萩から日本を変えた明治維新の志士たちのように、日本のビール界を変える存在になってほしい」という願いが込められています。
チョンマゲビールの特徴は、その製法にあります。伝統的な「上面発酵」を採用し、豊かな香りや奥行きのある味わいを生み出しています。また、あえてビール酵母を完全には除去せず、素材そのままの風合いを大切にしています。フルーティーな香りが楽しめるのも、この製法ならではの魅力です。
さらに、果物などの副原料を使わず、麦芽・ホップ・水・酵母のみを使用。余計な雑味がなく、クリアで癖の少ない仕上がりは、ラガービールに親しんだ人にも飲みやすい味わいです。
美味しさと目に留まりやすい名前により、発売から約30年にわたって、多くの人に親しまれてきたチョンマゲビール。現在展開している4種類について、それぞれの魅力をお伝えします。
海を望む場所にあるチョンマゲビールの醸造場
ペールエールは、18世紀ごろのイギリスで生まれたビール。当時流通していたビールよりも色が淡かったことから、「淡い」という意味を持つ「ペール」という言葉が使われ、ペールエールと呼ばれるようになった。
チョンマゲビールのペールエールは、山口県産の麦芽を50%使用し、すっきりとした味わいが特徴。「癖が少なく、飲みやすい」と評されることが多いチョンマゲビールの中でも、特に親しみやすい1本だ。大手メーカーのラガービールに慣れている方にも手に取りやすく、チョンマゲビールを知る入り口として最適な銘柄といえる。
特に親しみやすい1本「ペールエール」
アルトは、ドイツ語で「古い」を意味する言葉で、デュッセルドルフ発祥の伝統的なビール。焙煎した濃色麦芽を使用することが多く、一般的に赤褐色の見た目をしている。
チョンマゲビールのアルトには、カラメル色に焙煎した麦芽を使用しており、香ばしさと甘みを感じられるのが特徴。2024(令和6)年の夏にレシピを改良し、以前よりも赤みが強く、ずっしりとした飲み応えに仕上がった。ヘッドブルワーである河野さんが個人的に一番好きなのも、このアルト。老舗マイクロブルワリーの醸造責任者が愛する味を、試してみてほしい。
女性にも人気の「アルト」
ウィートは、ドイツのバイエルン地方で発展したビール。一般的なビールが大麦を原料とするのに対し、小麦を使用しているため、淡黄色の見た目をしている。その色合いから「白ビール」とも呼ばれる。
チョンマゲビールのウィートは、4種類の中でも特に酵母の除去率が低く、白濁した外観が特徴的。
この酵母由来のやわらかな濁りが、バナナのようなフルーティーな香りと、苦味の少ないまろやかな味わいを生み出す。ほんのりとした酸味も感じられ、すっきりとした飲み口に仕上がっている。見た目にも味わいにもやさしさがあり、女性からの支持も高い一本。
フルーティーな香りが楽しめる白ビール「ウィート」
IPAは「インディア・ペールエール」の略で、ホップを大量に使用するビール。冷蔵技術がなかった時代、イギリスからインドへビールを輸送する際の防腐対策として、大量のホップを加え、アルコール度数も高めたことから生まれたとされている。
チョンマゲビールのIPAも、ガツンとくる苦さとホップの強い香りが特徴。存在感のある味わいから、脂の多い料理やスパイシーな料理との相性も抜群。ビール好きの中でも「これを飲むと他が物足りなくなる」と言われることがあるほど、癖になる1本だ。クラフトビールらしい個性を求める方に、ぜひ試してみてもらいたい。
それぞれの個性が際立つ4種のチョンマゲビール。お好みに合わせて選ぶも良し、4種を飲み比べて違いを楽しむのも一興だ。購入は、親会社である岸田商会が運営する、岸田ポン酢のオンラインショップからも可能だ。
ガツンとくる苦さが特徴の「IPA」
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