福山市/広島

天塩にかけた「瀬戸のもち豚」を
新鮮なまま丁寧に仕上げた
素材引き立つベーコン・ジャーキー・ウインナー

福山市/広島

小林太一_瀬戸牧場

2025.09.03

日本畜産株式会社は、広島県福山市で、豚の繁殖から飼育、加工までを一貫して手がける企業です。同社が運営する瀬戸牧場では、「エコフィード」の使用や「放牧的飼育」の実践など、特徴的な手法により、霜降りのブランド豚「瀬戸のもち豚」を生産。その一部は同市内の自社加工場で、ベーコン・ジャーキー・ウインナーなどに加工されています。

精肉事業本部の稲垣雄太さんは、「一貫生産により、豚肉を新鮮な状態で加工できるのが私たちの強みです」と話します。この強みを生かし、素材の良さを引き出す加工品の開発・製造をめざしているそうです。自社牧場で大切に育てられた豚肉だからこそ、最大限に美味しく加工し、消費者に届けたいと考えています。

その思いが実を結び、2022年10月に開催されたドイツ食肉連盟主催の「IFFA(食肉産業機械国際見本市)加工品品質コンテスト」において、出品した5品全てが金賞を受賞しました。味・香り・外見など、100項目を超える審査の結果、満点を獲得した品のみに贈られる栄誉ある金賞です。

国際的な舞台で金賞を受賞した4品に、こだわりの1品(瀬戸のもち豚 燻製ポークジャーキー)を加えた計5品。それぞれの魅力をご紹介します。

「IFFA加工品品質コンテスト」において、5品が金賞受賞

開発者の名を冠したこだわりの逸品「ゆうたのベーコン」

開発者である稲垣雄太さんの名前を冠した「瀬戸のもち豚 ゆうたのベーコン」。豚バラ肉を香辛料に漬け込み、サクラのチップでじっくり約10時間かけてスモークした冷凍商品だ。

一般的なベーコンは、発色剤によってピンク色をしていることが多いが、こちらは発色剤不使用で、豚肉を加熱したような自然な色合いが特徴となっている。さらに、過剰摂取が懸念されるリン酸塩も不使用のため、安心して食べられるのも魅力の一つだ。

豚肉本来の旨味をしっかり感じられる味わいで、さっとあぶってそのまま食べるのがおすすめ。また、濃厚なクリームやキノコとも相性が良く、キノコのクリームパスタに加えても美味しく楽しめる。

瀬戸のもち豚 ゆうたのベーコン

深い旨味がクセになる「ポークジャーキー/燻製ポークジャーキー」

稲垣さんイチオシの「瀬戸のもち豚 ポークジャーキー」と「瀬戸のもち豚 燻製ポークジャーキー」。

ポークジャーキーは、豚モモ肉を自家製にんにく醤油でじっくり漬け込み、1枚ずつ手作業で網に並べて乾燥させている。保存料・着色料・発色剤を使用していないため、添加物が気になる方にもおすすめだ。牛肉を使ったビーフジャーキーとは異なる、瀬戸のもち豚ならではの旨味と甘味が特徴で、おつまみとしてはもちろん、おやつとしても人気が高い。

このポークジャーキーを、サクラとブナを使った自家製ブレンドチップでスモークしたのが、燻製ポークジャーキーだ。こちらは保存料・着色料・発色剤に加え、アミノ酸も使用していないため、より自然な味わいを楽しめる。燻製ならではのスモーキーな風味がクセになる逸品で、JRの車内販売でも人気となった。お酒のお供にもぴったりの商品だ。

瀬戸のもち豚 燻製ポークジャーキー(左)、瀬戸のもち豚 ポークジャーキー(右)

新鮮な豚肉の魅力が詰まった「フランクフルト/粗挽きウインナー」

豚肉の新鮮な美味しさが際立ち、「大手の商品とは一線を画す」と稲垣さんが自信を見せる「瀬戸のもち豚 フランクフルト」と「瀬戸のもち豚 粗挽きウインナー」。どちらも冷凍で販売されている。

フランクフルトは、やや甘めの味付けにした豚肉を羊の大腸に詰めた逸品で、甘味があるため年齢を問わずに食べやすいのが魅力だ。袋ごとボイルするか、オーブンなどで軽く焼いて楽しむことができる。

粗挽きウインナーは、黒胡椒が全体の味を引き締める大人の味わい。お酒との相性も抜群なので、ぜひ試してみてほしい。

瀬戸のもち豚の魅力が詰まったこだわりの5品は、いずれも瀬戸牧場のECサイトで手軽に購入できる。素材の良さと丁寧なものづくりが生み出す美味しさを、じっくり楽しんでみてはいかがだろうか。

瀬戸のもち豚 フランクフルト(左)、瀬戸のもち豚 粗挽きウィンナー(右)

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