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庄原市/広島

七塚原高原の生乳で作る
癖が少なく食べやすい
個性豊かなチーズ4選

庄原市/広島

積賀 一輝_チーズ工房「乳ぃーずの物語。」

2024.04.10

広島県庄原市にある七塚原高原。1900(明治33)年に畜産振興の拠点として、全国初となる国立種牛牧場が設立されたことで有名な場所です。その七塚原高原のすそ野にあるのがチーズ工房「乳ぃーずの物語。」。歴史ある庄原の生乳を使い、さまざまなチーズを作っています。

「乳ぃーずの物語。」が手掛けるチーズは癖が少なく食べやすいのが特徴。その特徴が評価され、国内外のコンテストで数々の賞を受賞してきました。そんな「乳ぃーずの物語。」が手掛けるチーズの中から個性豊かな4種類について、製造責任者の積賀一輝さんにお話を伺いました。

ミルクの風味溢れる「モッツァレラ」

ミルクの風味溢れる「モッツァレラ」

熟成させないフレッシュタイプの「モッツァレラ」。コシがあり、噛むとミルクの風味が口いっぱいに広がる。トマトと合わせたカプレーゼにして食べるのが定番だが、意外にも醤油や味噌との相性も良く、和食に合わせても美味しい。また加熱すると伸びるという特徴もあり、ピザやグラタンに乗せて焼けば、とろりとした食感が楽しめる。

積賀さんが「乳ぃーずの物語。」の商品の中で一番好みなのはこの「モッツァレラ」だという。数多くのチーズを手掛ける職人のお気に入りチーズを、試してみてはいかがだろうか。

香りや食感が変化する「雪子」

香りや食感が変化する「雪子」

酵母で熟成したソフトタイプの「雪子」。「『雪子』という商品名は、庄原に降る雪をイメージして付けました」と積賀さん。庄原市は広島県の北部に位置し、一部地域では豪雪地帯に指定されているなど、雪との親和性は高い。県外の方へのギフトとしても重宝しそうだ。

「雪子」の大きな特徴は熟成が進むにつれて変化する香りや食感。熟成が若いうちは爽やかな酸味とねっとりとした歯触りを、熟成が進むにつれて濃厚でクリーミーな風味と滑らかな舌触りを楽しめる。

お酒との相性が良く、特に熟成が若いうちは白ワインと、熟成が進んだ後は赤ワインや日本酒と合わせるのがおすすめ。賞味期限が約3週間あるため、購入直後と賞味期限間近で食べ比べてみてほしい。

庄原の歴史を感じる「OLD NANATSUKA」

庄原の歴史を感じる「OLD NANATSUKA」

6ヶ月以上熟成させたハードタイプの「OLD NANATSUKA」。チーズ工房近くの七塚原高原には日本初の国営種牛牧場が創設された歴史があるのだが、その後1923(大正12)年に県営化された同牧場の製造日報に記されていたレシピを元に作ったのが「OLD NANATSUKA」だ。

その味は酸味と苦味を感じられる、あっさりとしたもの。積賀さんによると「ワインやビールのお供にしていただくのがおすすめ」だそうだ。癖が少なく、チーズがあまり得意でない人にもおすすめできる商品だ。

スルメのように癖になる「ドライチーズ 燻製」

スルメのように癖になる「ドライチーズ 燻製」

チーズを細く裂き燻製した「ドライチーズ 燻製」。燻製には庄原市高野町の特産品である高野リンゴと、桜をブレンドしたチップを使っており、ほどよいスモーク香を感じられる。

スティック状で噛めば噛むほど味が出てくるので、スルメのように癖になって次から次へと手を伸ばしたくなる。「一袋50グラムの食べ切りサイズにしているのも特徴です」と積賀さん。ちょっとした晩酌のお供にもぴったりだ。

今回ご紹介した4つの商品は「乳ぃーずの物語。」の店頭や、敷信村農吉の産直ネットショップなどから購入できる。お酒のお供や料理のアレンジ、そしてお土産やギフトなどに利用してみてはいかがだろうか。

チーズ工房「乳ぃーずの物語。」

〒727-0016 広島県庄原市一木町533-4 地図を見る

TEL/0824-72-2062
営業時間/11:00~17:00
営業日/土・日・祝 ※お盆・連休等臨時営業致します。

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