もらって嬉しい、食べて美味しい
大切な人の心を動かす
こだわりのスイーツ・お菓子を届ける
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柳井市/山口
2025.05.14
山口県柳井市に本社を構える「株式会社アデリー」は、ギフト商品の企画・開発から物流、販売までを手掛ける、ギフトの総合プロデュースカンパニーです。近年ではスイーツ事業にも力を入れており、ホテルオークラや銀座千疋屋など、さまざまなブランドとコラボしたスイーツギフトを提供しています。また、スイーツ事業の一環として、自社ブランド「ホシフルーツ」も展開中です。
柳井市に直営店舗「柳井フルーツギフト&パーラー ホシフルーツ」を運営しているアデリー。この店舗では、セミドライフルーツを敷き詰めたチョコブラウニーや、広島市東部市場に通い続けて50年以上の目利きが厳選した旬のフルーツBOXなどを販売。さらに、完熟フルーツを使ったパフェやケーキなども提供しており、その美味しさが評判を呼んでいます。
「柳井フルーツギフト&パーラー ホシフルーツ」を訪ね、アデリーのスイーツ事業の歩みや今後の展望、そしてその魅力について、スイーツ事業部の山﨑隆紀さんにお話を伺いました。
店内で語る、スイーツ事業部の山﨑さん
アデリー創業のきっかけは、約50年前にさかのぼる。当時の日本では結婚式や出産が多く、ギフトの需要が高まっていた。現会長はこの需要に注目し、ギフトの小売店「ギフトショップ アド」を開店。これがアデリーの原点となった。その後、着実に売上を伸ばし、ギフト商品を全国に流通させるため、卸売事業を開始。カタログ制作のノウハウを蓄積し、三温帯物流設備を導入。また、低価格帯の食材加工品の仕入れ先とつながりを築くことで、事業範囲を全国へと拡大した。
そんな中、現社長のアイデアがきっかけとなり、フルーツをメインとしたスイーツの自社ブランド「ホシフルーツ」が誕生。さらに、出産関連の顧客企業から「お菓子のセットアップはできないか」と依頼を受け、セットアップ事業を開始した。こうして事業の幅を広げた「ギフトショップ アド」は、2012(平成24)年に「株式会社アデリー」へと社名を変更。ギフトの総合プロデュースカンパニーとしての地位を確立し、柳井市にホシフルーツの直営店舗「柳井フルーツギフト&パーラー ホシフルーツ」もオープンした。
アデリーのスイーツ事業では、ホシフルーツを含め40以上のブランドを展開している。どのブランドも、美味しさとおしゃれなパッケージにこだわっているのが特徴だ。スイーツについては、協業企業から仕入れたものをそのまま使用する場合と、アデリーがレシピ開発に携わる場合とがあるが、いずれも社員が試食し、自信を持って「美味しい」と思えるものだけを採用。パッケージについては、アデリーのデザイナーがデザインを考案し、社内で一つ一つ丁寧にセットアップしている。
単に商品を仕入れて販売するのではなく、レシピ開発からパッケージデザイン、セットアップまで携わるのは、「お客様に感動を届けたい」という思いがあるからだ。手にした時の可愛らしさや美しさ、口に入れた時の美味しさ。その両方で心が動く、「もらって嬉しい、食べて美味しい」スイーツギフトを目指している。「こだわりの強い会社と言われることもありますが、それは私たちにとって褒め言葉です」と山崎さん。その言葉には、確かな自信が感じられた。
ホシフルーツの人気商品の一つ「「ナッツとドライフルーツの贅沢ブラウニー」
美味しさにも、見た目にもこだわったアデリーのスイーツギフト。中でも注目を集めているのが、ホテルオークラとのコラボスイーツだ。チョコレートのほろ苦さを凝縮させたブラウニーやしっとりとしたマドレーヌなど、ホテルオークラならではの上品な味わいが詰まった焼き菓子セットで、アデリー限定の商品となっている。その高いブランド力と洗練された味わいから、結婚祝いや出産祝いのお返しなど、フォーマルギフトとして選ばれることも多い。
また、アデリーはカジュアルギフトの展開にも力を入れている。婚姻数や出生数の減少に伴い、フォーマルギフトの需要が低下しているためだ。より多くの人に喜ばれるギフトを届けるため、若年層にも馴染みのあるお菓子メーカーやカフェとのコラボを進め、カジュアルな贈り物の選択肢を広げていく考えだ。
一方、自社ブランドであるホシフルーツの中で、特に人気が高いのは「ナッツとドライフルーツの贅沢ブラウニー」。セミドライフルーツとナッツを敷き詰めた一口サイズのチョコブラウニーだ。フルーツとナッツぎっしりの鮮やかな見た目、しっとりとした美味しさ、アルコール不使用でお子さんや妊婦さんでも食べられる安心感は、まさにアデリーが目指す「もらって嬉しい、食べて美味しい」を体現している。
さらに、「チョコブラウニーと並んでおすすめしたいのが、2025(令和7)年5月にパッケージをリニューアルして発売予定の『彩果しずく』です」と山崎さん。国産果実の美味しさを凝縮した常温保存タイプのゼリーで。冷やしてゼリーとして食べるのはもちろん、凍らせてシャーベットとしても楽しめる。リニューアルした可愛らしいパッケージも魅力だ。
山﨑さんイチ推しの「彩果しずく」シリーズ
スイーツ事業部の今後の目標は、アデリーのスイーツをより多くの人に知ってもらうこと。そのために、雑貨店や企業売店、病院売店など、さまざまな店舗でスイーツを取り扱ってもらうことが重要だと山崎さんは考えている。実現に向けて、年に数回、企業向けのスイーツカタログを作成。店舗に導入を検討してもらえるよう働きかけており、その成果もあって現在は東海地方を中心に約1600店舗で販売されている。今後は全国に拡大していくことが期待される。
また、ホシフルーツについては昨年、東京や横浜の百貨店でポップアップ出店を実施。今後も各地でのポップアップ出店を通じて、より多くの人にホシフルーツの魅力を伝えると共に、店舗展開の可能性も探っていく考えだ。
今後の展開にも期待が高まるアデリーのスイーツ事業。ホシフルーツのスイーツは、DWモールや公式オンラインショップでも購入できる。大切なあの人に、こだわりのスイーツを贈ってみてはいかがだろうか。
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