焼いて、包んで、とろけさせて
こだわり光る、練り製品の数々
フジミツ発・食卓を彩る逸品たち
焼いて、包んで、とろけさせて
こだわり光る、練り製品の数々
フジミツ発・食卓を彩る逸品たち
長門市/山口
2025.10.15
仙崎地方発祥とされる焼き抜きの技法を受け継ぎ、魚の旨味を存分に生かした蒲鉾を手掛ける「フジミツ」。1887年創業の老舗でありながら、多様なシーンに馴染む新たな練り製品の開発にも注力しています。伝統的な仙崎焼き抜き蒲鉾から気軽に楽しめるスナック蒲鉾まで、そのラインナップは実に多彩。確かな技術に裏打ちされた商品開発力がフジミツの強みです。
今回は数ある商品から3種類のアイテムをピックアップ。フジミツ株式会社の営業本部長を務める河野浩司さんにお話を伺い、その魅力を深掘りしました。
代表の藤田さん(左)と営業本部長の河野さん(右)
最初に紹介するのは仙崎焼き抜き蒲鉾「白楽」。近海で獲れた高級魚「えそ」を自社工場ですり身にし、「焼き抜き」と呼ばれる昔ながらの技法によって仕上げた逸品で、板の下から直火でじっくりと炙るため、凝縮された魚の旨味を心ゆくまで味わうことができる。そもそもすり身の工場を備えた水産練製品製造業者が少なく、原料も限られていることから、魚を捌く工程より手掛ける白楽のような蒲鉾は大変希少。そのこだわりゆえに採算度外視で製造しているが、仙崎の地で育まれた蒲鉾製造の伝統技術やフジミツの歴史を受け継ぐためにも、絶やすことができない商品という。
河野さんをして「白楽の風味は別格。しこしこした食感も特徴的です」と言わしめる白楽。白く美しい見た目も相まって、贈答品としての評価も高い逸品である。
フジミツを代表する焼き抜き蒲鉾「白楽」
「チーズころん」はカマンベール仕立てのオリジナルチーズを魚肉すり身で包み込んだ一口蒲鉾だ。スナック感覚で気軽に口へ運べる点が特徴で、その目新しさと美味しさから、有名旅館のお茶請けに採用されるや否や人気に火が付いた。口に含むと柔らかいチーズが中からとろけてくる。通常は「チーズころん」「ツナマヨころん」「明太ころん」という3種類のラインナップだが、折に触れて販売される限定の味も見逃せない。
「おやつに、おつまみに、年齢を問わず好評の商品です」と河野さん。お土産としての人気も抜群に高いという。
一口蒲鉾「チーズころん」
最後にピックアップするのは「ザ・チーズちくわ」。やわらかな口どけのカマンベール風チーズがたっぷり使用されており、無でんぷんのちくわと絶妙にマッチした濃厚な旨みが楽しめる。
発売からまだ2年ほどながら、人気が急上昇したというこちらの商品。その理由を河野さんに伺うと「ザ・チーズちくわに関しては美味しさが評価されていると自信を持って言えますね」との力強い言葉が返ってきた。担当者らがこぞって太鼓判を押すというその美味しさをぜひ堪能してほしい。
今回紹介した3種類のアイテムも含めて、フジミツの商品は本社工場併設の「藤光海風堂本店」や、中四国・九州エリアを中心とした量販店、「藤光海風堂 オンラインショップ」などで販売されている。年に20種類ほどの新商品が登場するとのことなので、それらもあわせて注目したい。
味しさが人気の理由「ザ・チーズちくわ」
〒759-4101 山口県長門市東深川2537-1 地図を見る
TEL/0120-48-2432
営業時間/9:00~17:00
店休日/元日・毎週水曜日
(祝日の場合は営業、翌日木曜日が店休日)
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